【荒地山】
・・・今年、二度目の・・・
2/20 (水) 晴れ
晩ご飯のうどんを茹でていた時、携帯は鳴りました。
「ゴメン 明日はやっぱり行かれん、腰がまた痛くなった」
山友からです。
ちょっと前に腰痛だと聞いていました、、だいぶ良くなったとも聞いていたけど、、
突然の悪化と山に行けないショックで、かなり凹んでいるもよう。
「ゴルフボールを腰にあて、2時間ほどグイグイやってみ 治るから」
これは実際に数年前、単独行さんの助手席で大台ケ原へと向かう途上、私が試みた治療法で
たしかにあれ以降、腰痛はピタリと止んだのです。
しかし、人のことは分からない。
ゴメン やっぱり無理だ、、だんだん痛くなってきた。
げっ!
もしかして、ゴルフボールが いけなかったのか、、、も(−−;
「分かった。私のことなら気にしないで、 先週のリベンジよ、荒地山に行ってくる (^_^)/」
とっさに慰めの言葉がひらめいた、、つもり、、でしたが、、
この変わり身のあまりの早さに、山友の腰痛は、さらに悪化したやもしれず、、(−−;
わぁーん!
うどん3分も 茹ですぎてるぅぅぅーー
あらぁ〜
何でか うどんの「腰」にだけはウルサイ、、ってのが、これまた うちの亭主でありまして、、
もぉ なんちゅうか、、
しょんぼり(--;
・・・・・・・・・・・
何はともあれ、ひょんな事から荒地山へ行くことになりました。
実は、先週にも行ったが、
下調べのためにパソコン台に置いていた地図の一切合財をそのまま置き忘れ
右往左往の手探り散策だったので
近いうちに再チャレンジせな、、、、とか思ったり、、してたのですよ。ハハ
まさに渡りに舟
それにしても、ええ天気です。
こんな日に山へ行けないなんて、、、いやいや(^^ゞ
あっ、キャッスルウォール ですね。
先週は地図にあたって悔し紛れ、、ってか、バカの壁ってか 要するにこの壁を登っちゃったんで、ちょっと悲惨だった、、、
↓
、、ってなイキサツもあり、今日はこれとは、ちょい距離を置いておきます。(笑)
さて
ここ 荒地山界隈には、こういった奇岩、巨岩の類がわんさかあって
名前が付いてると、たしかに親しみも湧くのだけれど
正式名のもの、あだ名のもの
だれかが勝手に名付けたものと、さまざま、、かな?
とにかく
私は特に岩をやってるわけでも、何でもないのだけれど
「ここに来たなら 是非 見ておきたい」
ってな『馴染み岩』というの、いくつかありまして
それが花のない時期ってか、今回のような事態の時には フツフツと湧いてくる、、わけですよね。
たとえば・・・
黒岩 |
とまぁ、付いてるプレートや、岩盤上のワシだけを見ても、さっぱり岩が見えてこないんで
画像をクリックいただくと 岩の感じが だいたい分かるようにしました、
よかったら上の画像を個別にクリックしたってください。
m(__)m
黒岩なんてのは、ちょっと岩上で寛げそうですけど
大抵は先客がおられる。
また
下を覗くと
↓
こういうとこでは、なかなか落ち着きません。
ので、ちらっとだけ覗いて、、そそくさと場所移動、、、
移動、、いうても、こーんな岩間を渡り歩いていくわけで、
↓
ガラガラ岩をサメに見立て 気分はすっかり因幡の白ウサギさ ハハ ふるぅ〜
つまりがちょっと、いや かなり難航。
そんな時、携帯は鳴りました。
あっ 例の山友からです。
何々?
病院に行ったそうです。レントゲンを撮ったけど、骨に異常なかったそうで、MRIは来週に、、
やっぱし心配してると思い、報せてきてくれたんでしょう。
いや ヨカッタじゃんか なぁ!
何が?
いや〜だから、医者に行って前向きになったし、、
検査を来週まで延ばしても大丈夫、、と診断されたし、、
ちゃう! 予約がいっぱいで、単に一週間延ばされただけや。
遭難や そうなんや、、
ウッ(><)!
また神経魚で(ちゃう!)逆撫でするようなことを 云うてもたかも、、
でも、もうこれ以上悪くならんし、花の時期はまだ先だし、またなんぼでも山に行けるし、、ヘヘ(^_^)v
今 私も すっかり一緒に居てる気分だし、、(笑;
我ながら 最後のこの一言は完ぺきでした!
そのセイか やっとあちらも落ち着いたようで、、、ホッ
わぁ! ザックがない (。。;!
そうです、、まだ岩場の途中でした。
岩やら潅木やらに引っかかって登り難いんで、どっかにザックをデポしたんですわ、、そう、、どこだっけか、、
ほんでここはいったい、どこなんだろうか
ねぇ(?_?)
そんなこんなで 今日の荒地山は(も?) ぐじゃぐじゃに、なりました。
その後、何とかザックは見つかり、しばらく進むと大岩の影で人の声がして
回り込んでみると、オバチャンたちが地べたでお食事中で
その先の岩場で若者たちが岩盤浴中で
あぁ ここ 知ってるぅ〜 かも。
↓
で、ちょっと唐突、、ですが、目が合ったおばちゃんに 一応 たずねておきました。
「あの 岩梯子というのは、、」
「あぁ この下ですわ。」
「やぁ どーも」
行くんかい! イヤイヤ(^^ゞ
このまま下ってしまったんでは、さすがに全く山に来た気がせず
岩梯子に行くふりだけして(!)、戻ってみると
若者の岩盤は空き、
おばちゃんたちも去り、、
では、
と ポットのお湯でミニラーメンと、今日の朝に食べるつもりだったハムマヨ(パン)
さて これから どうしますかね
先週 徒労に終わってる、あっちの方にでも 行っときますかね
荒地山からなかみ山を通って、どんどん下って、、、
あっ 魚屋道やん、、、飛び出したやん!
何でや?
その時、携帯が鳴りました。(笑)
しかも三通も?
だけど
「一緒に山に居てる気分だし、、」 が、未送信 だって!
うっそぉ〜(>。<)/
※ |
他の2通は別の山友からで
今日の山行を気づかうものと、次の山行のお伺い
ありがたいですよね、、捨てる紙あれば拾う神、、? ハイ ちゃんとレスしなくては。
「どこ 行くんや?」
私が地図を持ったまま その場に棒立ちになってたもんで、通りすがりのおっちゃんが。
いやぁ〜 そのぉ あのぉ 五つ辻とかへ
ワシもちょうどそっちへ行くんや、ついといで。
はぁ
おっちゃんはグループ行動でしたが、先 行くで〜と 皆さんを放ったらかして
私を伴いヒョコヒョコ先導、
間もなく、ここからは大丈夫ってな知ってる場所に出ましたので
お礼を言って暇乞いしようとしたけど
ここには昔 小屋があったんやで
ここには最古の水場があったんやで
このあたりは湿原で、イワカガミもササユリもどっさり植わってたんやで
と
とーても 物知り。
ダルマ岩に下るけどどうや? と お誘いくださいましたが
会下山に下りたいんですよね
と、ここでお別れ(^_^)/~
風吹岩から甲南山手へと下る魚屋道は、昔からの登山道ですが
雑木林の中に、なかなか感じのよい道が続いています。
その道の ど真ん中に、でっかいカエル岩が、ごろり♪
※ |
岩の裏側(表側?)では、通行人の調査をしている兄さんと、それをカモに話し込んでるおじさん。
こんな日にここを通る人なんて、私とこのおじさんくらいちゃう?(笑)
そこを左に折れ、予定通り会下山遺跡に着いて、
道なりに下っていくと5分ほどで下界。
イノシシ柵を抜ければ フェンスに会下山遺跡の絵地図がかけてあり それを見て、あらら、、
復元倉庫、というヤツを見落としたみたい。
というわけで、もう一度、遺跡まで ヒーコラ上がって、、、
およそ2000年前 ここには40人ほどの弥生人が住みついていた、、というのを偲びながら
おもむろに遺跡のベンチで茶を啜って メールのお返事など、、(まだだったのね。)
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芦屋の住宅街を下り、阪急芦屋川駅に着いた時、またしても携帯が鳴りました。(笑;
「今、梅田」
亭主やんけ! もしかして塚口で一緒になったり、、
予感は的中しました。(!)
「今 塚口です」
「私も、、お茶する?」
「うん 賛成」
見れば下りホームで 手を上げている亭主。
たまたま馴染みのコーヒー屋が満席だったので、向かいのマクドで
「僕、チョコパイ チーちゃんは?」
100円のチョコパイは 温々(ぬくぬく)でした、、でも中のチョコも温々のドロドロで
齧った脇からニョロっと垂れて口元ベットリ
まるで 火曜サスペンスの最初に消える被害者みたい〜
と
と お互いを指しては笑い転げて
かくして 何ごともなかったかのように、一日が暮れていきました。
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